毎月1回実施している避難訓練。
地震や火災は予測ができません。
いつ何時発生しても園児の命を守りながら避難ができるように、あらゆる場面を想定しながら避難訓練をおこなっています。
10月は『外遊び中に地震が起こり、火災が発生』したことを想定して、避難訓練を実施しました。
訓練の前に大切なお話
いきなり「地震だ!」とはじまってしまうと、園児は驚き恐怖心が増してしまう可能性があります。
事前に訓練をすることを伝えて、どのように避難をしていくのか園児にお話をします。
「先生から大切なお話があるので、ここに背中ぴったんして座ってね」
と保育者から声かけがあり、壁に背中をくっつけてお話を聞く姿勢になる園児たち。
「地震や火事が起きたら、先生と手をつないで離れないようにしてくださいね。お約束できるかな?」と聞かれると、「はーい♪」と元気よく答える園児たち。
特に2歳児さんは毎月の避難訓練を理解しており、ひときわ大きな声で返事をくれました。
地震発生!
お話を聞いた後、そのまま大好きなお外遊びを楽しみます。
園庭の砂場で砂遊びや乗り物に乗って、いつも通りに外遊びをしています。
すると・・・『地震が発生しました‼️』と保育者の声が園庭に届きました。
遊んでいる手を止めて、その場ですぐにしゃがみ、保育者は園児を自分の近くに抱き寄せて安全を確保します。
揺れがおさまるまでそのままじーっと静かに待機する園児たち。
地震の次は、地震によって火災が発生したということを想定して、次の言葉が保育者よりかけられました。
「ゆらゆらする地震はおさまったけど、給食室が火事になったようです。みんなで避難しましょう。」
お約束で聞いた通り、保育者と手をつないですみやかに安全な場所に避難します。
どの園児も保育者の言葉を大切に守り、避難が完了してもじっと指示に従っていました。
訓練頑張りました◎
避難後は人数確認の点呼をおこない、全員の無事をしっかりと確認します。
その後に静かに保育者のお話を聞きます。
「もしまた地震や火事が起きたときは、このお約束を忘れないでね。これからもお約束守れるかな?」と園児たちに聞くと、元気の良い「はーい!」とお返事が聞こえてきました。
「今日の訓練はとても上手にできましたね!みなさん素晴らしいです♪」と保育者から褒めてもらい、得意げな表情を見せてくれました。
今後もどのような場合でも安全に避難ができるように、あらゆる想定を保育者同士で考え、園児の命を守る行動がすぐにできるように訓練に取り組んでまいります。